第 16章NFS サーバー

16.1. NFSv4 サーバーの概要

NFS(Network File System)は、Sun Microsystems 社により開発された技術で、ネットワークに接続されたホスト間のファイルシステムを共有するシステムです。クライアントは、他のシステムあるファイルをあたかもローカルのファイルシステムにあるかのようにアクセスすることができます。ほとんどの UNIX システムは、NFS をサポートしており UNIX システム間でファイルを共有する方法として広く一般的に利用されています。Turbolinux 11 Server が採用している Kernel 2.6 では、NFS の最新バージョンである NFSv4 がサポートされました。NFSv4 では、NFSv2/v3 の設計を根本から見直し、以前のバージョンの NFS には見られなかったセキュリティ強化や広域ネットワークでの利用を前堤とした機能拡張が図られています。主なものとして NFS プロトコルの TCP 上での実現やケルベロス認証、ロック機構の見直し、ACL(Access Control List)サポートなどがあげられます。NFSv4 の開発は、現在も活発な活動が続いており、最新の情報は以下の Web サイトから得ることができます。

The Linux NFS project

http://nfs.sourceforge.net/

Welcome to NFS Version 4

http://www.nfsv4.org/

Center for Infomation Technology Integration

http://www.citi.umich.edu/projects/

現在、NFS のバージョンは、前述の通り NFSv2、NFSv3、NFSv4 の 3 つが利用されています。Turbolinux 11 Server では、NFSv4 がデフォルトですが、各バージョンのクライアントもサポートしています。このため NFSv4 では使用しない下位互換のためのデーモンも用意されています。