第 13章プロキシサーバー

13.1. プロキシサーバーの概要

Proxy(代理)サーバーは、内部ネットワークに存在するクライアントへ WWW サービスを提供するための代理サーバーとして利用されています。内部ネットワークのクライアントはインターネットに直接接続せずに、外部ネットワークと内部ネットワークを分離するゲートウェイなどに設置されたプロキシサーバーが外部との代理アクセスを行います。つまり、クライアントからの HTTP リクエストをプロキシサーバーが受け取り、このプロキシサーバーが外部の Web サーバーに接続します。Web サーバーからのレスポンスはプロキシサーバーへ返され、プロキシサーバーは内部のクライアントへそれを返します。このように、プロキシサーバーはファイアーウォール的な意味合いで広く利用されていますが、プロキシサーバーはアクセスした Web ページのオブジェクトをキャッシュするため、パフォーマンスの向上、およびトラフィックの軽減を期待することもできます。キャッシュサーバーとして動作するプロキシサーバーは、 Web サイトを閲覧した際に、そのオブジェクトをキャッシュします。そして、クライアントから再び同じオブジェクトへのリクエストを受け取ると、毎回その Web サーバーへアクセスするのではなく、プロキシサーバーにキャッシュされたオブジャクトをクライアントへ返します。このとき、プロキシサーバーはリクエストされた Web ページを参照し、更新されているときのみ、新たなオブジェクトを取得するため、インターネット上の無駄なトラフィックを削減し、さらにクライアントに対するレスポンスを高めることができます。Turbolinux 11 Server では標準のプロキシサーバーとして Squid を採用しています。

Squid Web Proxy Cache

http://www.squid-cache.org/