2.5. GRUB コマンドで OS を起動する

GRUB を使用するメリットの 1 つは、強力なコマンドラインコンソールを備えていることです。ここでは、GRUB のコマンドラインコンソールからデュアルブートインストールされた Windows と Turbolinux を起動するまでの手順を解説します。

以下の例では、Windows が /dev/sda1 にインストールされており、Turbolinux の /boot ディレクトリは /dev/sda3 にあるものとします。GRUB では /dev/sda1 は (hd0,0) と指定します。また、/dev/sda3 は (hd0,2) と指定します。なお、コマンドを入力する際は、[Tab]キーで入力補完機能が使用できます。

はじめに、GRUB の起動画面で p を押して root のパスワードを入力します。

次に、c を押すと、以下のように GRUB のコマンドモードに入ります。なお、[Esc]キーを押すとコマンドモードから抜けることができます。

2.5.1. Linux を起動する場合

  1. 起動するパーティション(/boot ディレクトリが存在するパーティション)を指定します。

    grub> root (hd0,2)
  2. 起動するカーネルイメージを指定します。

    grub> kernel /boot/vmlinuz root=/dev/sda3

    注意

    /boot パーティションを作成している場合は、kernel /vmlinuz root=<ルートパーティション> のように入力します。<ルートパーティション> の箇所には、/ パーティションのデバイス名を指定します。他のカーネルパラメータを指定したい場合は、スペースで区切り入力することができます。

  3. Initial Ramdisk(/boot/initrd)を指定します。

    grub> initrd /boot/initrd

    注意

    /boot パーティションを作成している場合は、initrd /initrd と入力します。

  4. 最後に、指定したカーネルでシステムを起動します。

    grub> boot

2.5.2. Windows を起動する場合

  1. Windows がインストールされたパーティションを指定します。

    grub> root (hd0,0)
  2. Windows を起動するには、chainloader コマンドを使用します。chainloader コマンドは、パーティションの先頭セクタにインストールされた Windows のブートローダーを起動する場合に使用します。指定したパーティションの先頭セクターにあるブートローダーを起動するには、以下のように +1 を指定します。

    grub> chainloader +1
  3. 最後に、boot コマンドを実行して Windows を起動します。

    grub> boot