残念ながら DNS 検索 はたいていの場合には動作がとてものろい。それは、あなたのコンピュータがネットワークを通してホスト名を検索しなければならないからです。このため、analog はいっぺん検索したアドレスをファイルに保存し、次回に同じ検索する手間を省きます。(こういう仕組みを持っているにもかかわらず、DNS 検索 はとてものろく感じられるでしょう。)そのファイル名は以下のコマンドで指定されます。
DNSFILE dnsfile.txtこのファイルを実際に使うためには、以下の節のコマンドを使う必要があります。
DNS 検索には4種類あります。DNS NONEと指定すると、IP アドレスはホスト名に変換されません。DNS READと指定すると、analog は以前の検索結果を見に DNS ファイルを読みにいきますが、新しい検索はしません。インターネットに接続されていない環境のときに、この設定は最適です。3番目は DNS WRITE です。このモードでは、古いファイルも読むし、新しいアドレスも検索するし、新しいアドレスをファイルに保存します。(一番最初に DNS WRITE を使うときには、analog は指定されたファイルを読みに行こうとしてファイルが無いという注意を受けます。しかし、次回にはファイルが存在することになります。)最後のモードは DNS LOOKUP です。このときには、analog は指定されたファイルを見に行き、新しいアドレス検索もしますが、新しい結果をファイルに保存しません。そのため、次回にはそれらの新アドレスは記録には残っていません。このモードを指定する人はいないと思いますが、もし DNS WRITE の指定をしても、何らかの理由でファイルへの書き込みに失敗すると、analog はこのモードに変化してしまいます。
もしあなたが、 HOSTEXCLUDE というコマンドを使用しているなら、検索できない場合には数字の IP アドレスを、または検索できた場合にはそのホスト名を除外する必要があります。すなわち、どんな場合にもそのホストはレポートから除外されます。
DNSLOCKFILE filenameもし同時に動作している全ての analog が同じ DNS ファイルを使用しているときには、もちろん全ての analog は、この同じロックファイルを使うように気をつけなければなりません。もし analog がクラッシュしたときには、ロックファイルが残ってしまい、自分で削除しなければならないかもしれません。(以下のことには責任を取りかねます:いくつかのシステムでは、競合条件が存在してしばしばこのロックファイルによる安全性が阻害されることがあります。しかし、めったに起こりません。)
analog は DNS ファイルからは何も削除はしません。このことは、DNS ファイルは大きくなるばかりで、ファイルサイズは相当大きくなります。あなたは、しばしばそのファイルの上部部分を削除する必要があります。
どの位の期間古い検索結果を信用するかを決定する2個の変数があります。
もしあなたが
DNSGOODHOURS 672と設定すると、これは例えば成功した検索は672時間(4週間)後に再確認されます。同様に、DNSBADHOURS を設定して、失敗した検索をある一定時間後に再検索するすることもできます。
最後に、 デバッグする コマンド、DEBUG +D があり、これは analog が行った全ての DNS 検索を表示します。
時刻 IPアドレス ホスト名ここで「時刻」はグリニッジ標準時の1970年から何分経っているかの数字(即ち、 "Unix 時間" ÷ 60)です。そして「ホスト名」は、もしアドレスが検索できなかったときには、 * で表されます。