初めに、これらのレポートは、まさに時間に関連したレポートのような COLS コマンドを持っています。(これらのコマンドの使いかたは 時間レポート の章をみてください。) 時間に関連しないレポートでは、2つの追加項目があります。即ち最後のアクセス日である D とリストの中の項目数である N です。例えば、
REQCOLS NRDはリクエストレポートの中のファイルを勘定し、それぞれのリクエスト数とそれぞれが最後にリクエストされた時の時間を記述します。時間に関連しないレポートにおける全ての COLS コマンドの一覧は、HOSTCOLS, ORGCOLS, DOMCOLS, REQCOLS, DIRCOLS, TYPECOLS, SIZECOLS, PROCTIMECOLS, REDIRCOLS, FAILCOLS, REFCOLS, REFSITECOLS, SEARCHQUERYCOLS, SEARCHWORDCOLS, REDIRREFCOLS, FAILREFCOLS, FULLBROWCOLS (Browser Report), BROWCOLS (ブラウザーの概要), OSCOLS, VHOSTCOLS, USERCOLS, FAILUSERCOLS と STATUSCOLS です。 全てのレポートの中で、これら全ての列が認められるわけではないのですが、間違った使い方をすれば、analog は注意を発するでしょう。
HOSTSORTBY ALPHABETICALというコマンドはホストレポートをアルファベット順に並べます。そのほかの SORTBY コマンドには、 ORGSORTBY, DOMSORTBY, REQSORTBY, DIRSORTBY, TYPESORTBY, REDIRSORTBY, FAILSORTBY, REFSORTBY, REFSITESORTBY, SEARCHQUERYSORTBY, SEARCHWORDSORTBY, REDIRREFSORTBY, FAILREFSORTBY, FULLBROWSORTBY, BROWSORTBY, OSSORTBY, VHOSTSORTBY, USERSORTBY, FAILUSERSORTBY と STATUSSORTBY があります。再び、全てのレポートの中で全ての分類の仕方が可能というわけではないのですが、違法な使い方をしたら、analog に注意されるでしょう。
SORTBY ALPHABETICAL に関係のある有名なバクがあります。レポートは、OUTPUTALIAS が適用される前に、分類されてしまいます。これは、もし OUTPUTALIAS がそのレポート中で指定されているなら、レポートは正しくは分類されない、ということを意味します。
DOMFLOOR 1000r # 少なくとも1,000件のリクエストがあった全てのドメイン DOMFLOOR 1000p # 少なくとも1,000件のリクエストがあったページ DOMFLOOR 1000000b # 少なくとも1,000,000バイトのデータ転送量 DOMFLOOR 1Mb # 少なくとも1メガバイト DOMFLOOR 0.5%r # 0.5% のリクエスト( %p や %b に対しても同様 ) DOMFLOOR 0.5:r # どのドメインに対しても 0.5% の最大 # リクエスト数( :p や :b に対しても同様 ) DOMFLOOR 970701d # 1997年1月1日 以来の最終アクセス日 DOMFLOOR -00-01-00d # 最近の月からの最終アクセス日 # ( FROM と TO コマンドのマニュアルを見よ ) DOMFLOOR -100r # 最上位100位以内のリクエスト数のあったドメイン # ( -100p, -100b, -100d に対しても同様 )そのほかの FLOOR コマンドに HOSTFLOOR, ORGFLOOR, REQFLOOR, DIRFLOOR, TYPEFLOOR, REDIRFLOOR, FAILFLOOR, REFFLOOR, REFSITEFLOOR, SEARCHQUERYFLOOR, SEARCHWORDFLOOR, REDIRREFFLOOR, FAILREFFLOOR, FULLBROWFLOOR, BROWFLOOR, OSFLOOR, VHOSTFLOOR, USERFLOOR, FAILUSERFLOOR と STATUSFLOOR があります。すべての FLOOR が全てのレポートで認められるわけではないのですが、間違った使い方をすれば、analog は注意をするでしょう。
リクエストレポート中のリンクに影響を与える、もう一つのコマンドがあります。 BASEURL コマンドは目標のリンク中のURLに、余分の文字列を頭に付け加えます。例えば、以下のコマンドを使用した後、
BASEURL http://www.statslab.cam.ac.uk/~sret1/ は、 /~sret1/ ではなく、 http://www.statslab.cam.ac.uk/~sret1/ にリンクを張ります。 これは照会したいサーバーの統計を、異なったサーバー上で表示したいときにとても便利です。もしファイルを http://www.statslab.cam.ac.uk/~sret1/ のように表示したいならば、そのアドレスにリンクを張るよりもむしろ、LOGFILE コマンドを代わりに使用して、第2引数を利用すればできます。
次の章では、この章のコマンドに密接に関係した 階層構造をもったレポート を生成するコマンドについて説明します。